HOME > 塗装検査員補助員

本講習の背景と要件

IMO(国際海事機関)によりバラストタンク及び原油タンカーのカーゴタンク等の塗装性能基準(PSPC)が発効しており、その塗装検査はFROSIOレベルV、NACE レベルU等の有資格者による実施が要求されています。

造船所では、すでにPSPCを採用している船舶の建造が開始されていますが、同基準には膨大な検査事項があり、有資格塗装検査員は検査完了まで拘束されることとなるため、IMOは検査員の不足を防ぐために塗装検査員補助員の起用を認めています。
塗装検査員補助員は、実作業を指導する立場から、塗装検査に関する知識と経験が求められ、それらを習得する機会が望まれています。

FROSIO塗装検査員の育成に携わってきた弊社では、国際船級協会である(一財)日本海事協会と協力し、塗装検査員補助員を育成する講習を実施しています。この教育では2日間の講習及び修了試験を行い、合格者には修了証が交付されます。

受講のメリット

@塗装検査員補助員は、検査においてFROSIO等有資格検査員を補助することが可能であり、造船工程での船舶塗装や検査業務を適切かつ効率的にサポートします。

A塗装検査員補助員の確保は、組織の品質管理や職場の健康安全への動機づけとなり、ステークホルダーの信頼性向上に寄与します。

 

講習内容

初歩的な腐食と防食理論、塗料概論、下地処理、塗装、検査と検査機器について講習を行い、また、各船級協会が補助検査員の教育要件としているPSPCの要件、PSPCで要求されている各種計測に関する知識各種計測器具の使用方法、FROSIOの実技講習の基本的な内容をカバーします。

  • 塗装検査員補助員写真1
  • 塗装検査員補助員写真2
  • 塗装検査員補助員写真3

講習の参加方法

講習日程・申込のページより開催日程をご確認頂き、参加ご希望の会場をお申し込み下さい。申込書をダウンロードの上、必要事項をご記入の上、弊社担当までお申し込み下さい。

こちらから